映画「死体の人」を観た話。

映画「死体の人」を観た話。

新年度のはじまり!

2023/4/9

やっほー! 
を挨拶の基本にしたい。
ヒラノキナリです! 
メルマガの季節になりましたねえ。
新年度が始まり、陽気もポカポカして、自然と気分が上を向くような気がします。
(※メルマガの季節)
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今日は映画の話!
「俳優」の話がメインです!
長くなるし、意味不明な内容かもしれません!笑
時間がある時にでも読んでください!!!
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映画「死体の人」という作品を見てきました!
まずは予告をご覧ください!



この作品の主人公は、死体役ばかりの「売れない俳優」です。
この設定だけで、ぼく的には少しシンドいのですが、予告編から漂う不思議な魅力に惹きつけられて、みてきました! 
(※チョロすぎる) (※予告編、みて!)
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【結論】 ものすごく好きな作品でした!
「自分が俳優だからじゃないか?」ってこともあるんだろうけど、シンプルに「生きることがヘタクソな人たち」がスクリーンの中に存在していて、そんな彼らがもがく姿にジーンとして、唸ってしまったんです。
ぜひ、みて欲しいなあ!!!
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映画を見終えてから、 色々考えていました。
ぼく、実は俳優をしているんですが、死んでしまう役を演じることが、めちゃくちゃ多いんです。
映像作品でも舞台作品でも、なぜだが死んでしまう役が多い。笑
でもね、「死体として存在する」って、すごく不思議な体験で面白いんですよっ!!!
だから、ぼくは死体を演じる時は決まって「よし! 死んでやる!」なんていう死体史上、類をみないポジティブな気持ちを抱いちゃう。
(※死体史上ってなに)
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つい先日も、 仕事で死体を演じました。
床に寝転び、息を止める。
演技の中身は、 これだけなのかもしれません。
そこに演技力は いらないのかもしれない。
でも、演じる俳優は考えます。

死の瞬間、この役は、なにを思うのだろうか・・・と。

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元気よく意気込んでから、指定された場所に寝転び、ボンヤリと半目を開いて、呼吸を浅くしながら撮影を待つ。
死体役に与えられた使命は、こんなところです。
待っている間、見えていたのは撮影スタッフの足元でした。自分の目の前を、大小さまざまな靴が通過していきます。
「靴だなあ・・・」
死の瞬間に思うことって、こんな風にあっけないモノなのかもしれません。
そうして靴を眺めながら死の瞬間を迎えようとしていたのですが、少し時間が経つと、ぼく自身のリアルな気持ちも混入してきました。

「本当の死体だったら、こんな状況あり得ないか・・・」

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だって死体の周りをガンガン人が通過していくんだもん。あり得えないよね。
でも、これは撮影だから。
ぼくは死体役だから。
これは仕事だから。
死体の周りをたくさんの人が取り囲む。
ここは非日常的な空間なんだ、と強く自分に言い聞かせました。
役と自分の間をユラユラとする時間がしばらく続きました。
しかし、そう簡単に撮影は終わりません。
さらに時間は過ぎていきます。
(※意外と撮影って、地味な作業なんです)
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遠くで撮影をしていても、画面に映り込む限り、その場に倒れているのが、この日の僕の仕事です!
「死の瞬間、なにを思うんだろう・・・」
「靴、めっちゃ見えるな・・・」
「幸せな人生だったのかな・・・」
「あ、雨降りそうだな・・・」
「お葬式には誰が来てくれるんだろう・・・」
「ぼく、ここに本当にいるのかな・・・」
「寒いな・・・」
「あー、眠くなってきた・・・」
自分と役が混在している状態が長く続きすぎたのでしょう。
いつしか「撮影をしている」ということ自体、意識から薄れていくではありませんか!
そして、ついには自分の存在そのものが消えてしまったかのような錯覚を起こしはじめました!
(※ああ面白い!!!)
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周りのスタッフさんたちの対応にも変化が現れます。
役を演じている時は、ぼくを「役」として接してくれるんですが、死体になった途端、誰もぼくを「死体」として接してくれないというか・・・。

自分がまるで舞台美術の一部分になったような感覚になったんです!

「人間」から「背景」になったような気分というかね!
(※スタッフさんが悪いとか言ってるワケではないよ!) (※ぼくの勝手な妄想)
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ちょっと、ヘンな話をします!
(※ずっとヘンな話をしてるわっ!)
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もしかしたら、人は「死」を概念ではなく、「背景」として扱っているんじゃないか・・・。

そんなことを思っちゃったんですよ!
背景、景色、それらは、世界を描くための重要な要素です。
背景がなければ、ここがどこなのか分からなくなってしまう。
だからこそ、その背景には説得力が必要だったりする。
アニメーションの世界では分かりやすく、背景にものすごく力を入れたりしますよね!
そして、そんな背景によって、描きたい人物に奥行きが生まれる。
より人間が際立っていく。

画面の中に「死」という背景があるから、「生」が際立ってくる。

つまり、死体役を演じているうちに背景と同化したような気持ちになったボクは、もしかしたら、完璧な演技をしていたのではないだろうか・・・!?
そんなことを思ってしまったのでした!笑
(※謎の自己肯定感)
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俳優をしていると、不思議な視点に立たされることが多々あります。普段だったら絶対にできない経験をさせてもらえる。だから、考えさせられる。
普通に生きてたら、

人は「死」を概念ではなく、「背景」として扱っているんじゃないか・・・。

なんて思わないもんね!笑
だから、面白いんです!!!
(※ちなみに、この問いの結論は出ていません。笑)
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「死体役を経験してみたいか?」と問われたら、たぶん、ほとんどの人が「イヤです」と答えるんじゃないかなあ。笑
あはは!
でもね、面白いよ!笑
「俳優ってオモロいなあ」って話でした。笑
(※なにその結論) (※急に話おわった) (※映画に感化されてる)
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自分の仕事について考えることって大切だよね。

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いいこともあれば、悪いこともある。
ぼく、俳優の仕事の「全て」がいいわけではないと思ってるんです。
華やかな部分もあれば、地味な部分もある。
だって、普通に考えたら「死体役」なんて地味だし、つまらなそうでしょう?
でも、視点を変えたり、考えようによっては、いくらでも面白く捉えることができるんです!
だから映画の題材になったりするんだよね!
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どんな仕事でも同じなんじゃないかなあ?
仕事の全てがスキっ!!! ・・・って人は少数派だと思います。

「いかに面白さを見出せるか」がポイントなのかもしれないですね!!

ぼくは俳優に面白さを感じているんだなあ!
面白さを感じられているうちは、長く続けていきたいなあ! 
そんなことを、映画をみて、自分の経験を踏まえて、改めて思いましたとさ!
(※なんじゃそりゃ!)
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がんばりますっ!!!
新年度だからなのか、 気持ちを新たに!
仕事に向き合おうと思ちゃった!
春の風が吹いているよ。
どうかどうか、 この文章を読んでいる友よ。
一緒に頑張っていきましょー!!!
最後まで読んでくださり、 ありがとうございました!
それでは素敵な素敵な日曜日をお過ごしくださーい!
じゃ、また!
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※新年度スタートということで、この記事は全体公開にしちゃいますっ! いつもは秘密のメルマガですが、ぜひ、ツイッターなどでこの記事のリンクをつけて感想をシェアしてくれたら嬉しいですん!

@kinarichanda をつけてもらえると発見しやすいでーす! お願いしまーす! スキですっ!

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ヒラノキナリの趣味

note (文章・創作・表現)

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俳優・平埜生成の活動

【ドラマ】

《放送中》

毎週日曜22:00〜 NHK プレミアムドラマ 「グレースの履歴」

《4月13日スタート!》

毎週木曜24:59〜 日本テレビ ドラマ「日本統一 関東編」

【CM】

《現在放送中!》

MetaMoJi 「eYACHO」(建設現場アプリ)

【質問回答】

質問ありがとんごじゃいます!
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ヒラノキナリの朝起きてから夜寝るまでのルーティンおしえておしえて!
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休みの日の話ね! まったく面白くないからね!!!笑
・だいたい6時くらいに起きる。
・日記書いたり、メルマガ書いたり、note書いたり、あとは小説の偽物みたいな文章書いたり、台本の偽物みたいな文章を書く。
・午前中が終わる。
・午後は映画館に行くか、劇場に行くか、博物館とかに行く。
・午後が終わる。
・空き時間はスタバとかで読書。
・基本、徒歩移動。
・移動時間はラジオ。問わず語りの神田伯山。サンドリ。コテンラジオ。
・日が暮れたら、タップダンスの習い事に行くか、もしくは家でダラダラ。
・本を読んだり、なにかを検索してたり。
・20時までには食事を済ませて、22時以降は布団の中に入っていたい。
・23時までには就寝。
・睡眠時間は、6時間半~7時間に設定。
※友達や先輩と飲みに行く場合は、ルールを無視。

だから言ったじゃん!

つまんないって!!!

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こんにちは。質問です。仕事してて、これは焦った!とかこれはやらかした!っていうエピソードはありますか?これからも応援しています!
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なんだろう!!!
礼儀とか姿勢に関しては、先輩方から死ぬほど怒られました!笑 
挨拶の声が小さくて怒られたり、稽古中に先輩の前で「貧乏ゆすり」をしちゃって怒られたり、台本の読み合わせ中に腕を組んでて怒られたり・・・。
世間知らずすぎて、先輩にはたくさん教わりました! 
でも、思いつくの、そのくらいかも。笑
真面目だねえ!
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今日は、この辺で!
最後の最後まで ありがとうございました!
またまたー!

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